地底たる謎の研究室

3000km深から愛をこめて

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とても険しい目

… (間違いなく、僕の分身だ)。 僕たちは、同じような夢を見ていた。(でも、本当は、彼は、分身じゃない、僕自身なんだ)とクミちゃんに告げようかと思った。それでも、結局、僕は、クミちゃんの話に対して、「分身か…、なかなか面白い夢だね」、としか答えられなかった。 …、部屋の奥で光っているあの二つの目がきらりと光っている。口をうっかり滑らそうものなら、そのつるはしで頭をぶち抜くぞという態度を、彼”くっくどぅーどるどぅ”は示していた。「くみしゃんにはいうな。ほんちょうのこと、いっちゃだ…

分身

題名:分身報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 果ててから、僕たち二人はしばらく呆然としていた。すべてを忘れるかのように忘我の境地に立っていた。傍らでくっくどぅーどるどぅが掘りあてた白銀の湯なる温泉は、こんこんと沸きだし、煮沸するかのような熱い湯があたり一面に激しく散らばっていた。「やった、はくぎんのゆをほりあてちゃんだ、ぼきゅは。やったじょー、ちゅいにやったんだじょー」 つるはしを両手に掲げながら、彼はダンスしていた。くねくねと踊る奇妙なダンスだった。その奇妙さ…